2/28猫写真ワークショップ開催レポート

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 都内では通算5回目の実施となった2月28日の猫写真ワークショップ。貸し切りの猫カフェを会場に、フォトグラファーさんから素敵な猫写真の撮り方を学び、猫スタッフたちをモデルに実際の撮影にもチャレンジしてみようという企画で、2013年から継続的に開催しています。今回も浅草の「猫カフェ きゃらふ」さんを会場に、参加した16名の方々と一緒にたっぷり3時間、癒されつつ楽しみながら学ぶことができました。当日の様子を写真を交えつつお届けしたいと思います。

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 今回も講師を務めてくださったのは、写真・カメラ情報サイト「studio9」を運営されている中原一雄さん。サイトではカメラに関するトピックやさまざまなシーンにおける素敵な写真の撮り方などを丁寧に分かりやすく解説しているほか、東京や京都、横浜など街中でテーマを設けての写真ワークショップも随時開催されています。最近では雑誌やテレビなどにもちょくちょく登場されているようで、一言で言うなら「気さくで優しい、写真のお兄さん先生」といった方です。

2/28猫写真ワークショップ開催レポート

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 会場のきゃらふさんは「猫とすごせる隠れ家カフェ」がコンセプトのお店で、2012年12月にオープンしました。浅草・雷門からも程近いビルの2Fを訪れると、9匹の魅力的な猫スタッフたちがお客様を出迎えてくれます。今回もワークショップ開催時にはお店を貸し切りにさせて頂き、他のお客様の目を気にすることなくレクチャーや撮影に集中することができました。

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 ワークショップの開始は午前11時。参加者さんたちが集合すると、まずは中原さんが挨拶して本日の流れや注意点を簡単に説明します。参加者の皆さんもひとりずつ簡単に自己紹介。写真撮影が趣味の方や猫が大好きな方、自宅でも一緒に暮らしているけどなかなか上手な写真が撮れないという方、あるいは自宅では飼えないので猫カフェによく足を運ぶ方など、参加の動機や写真経験はさまざまです。

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 毎回説明してもらっていますが、基本的な注意点としては、「猫たちの目によくないのでフラッシュやAF補助光をOFFにしておく」「テーブルの角にカメラを置いたり、ストラップをたらしたりすると猫たちが触れてしまって落下の恐れあり。破損や猫たちのケガにもつながるので、しっかり自己管理を」など。それと店内貸し切りとはいえ16人の参加者と9匹の猫たちがいますので、撮影時にぶつかってしまったり、あるいはうっかり猫たちを踏んでしまったりしないよう周りに気を配ることも忘れないようにしたいですね。

 次にカメラの正しい構え方やおすすめのセッティングなど、撮影における基本のお話です。いわゆる手ブレは写真の大敵となりますので、脇を閉めてしっかりと構えるのがポイント。「シャッターを切る右手は軽くふわっと、左手はカメラの座布団だと思ってしっかり支えてあげましょう」と中原さん。横だけでなく縦の構図でシャッターを切る時も、右手を上にするか下にするかで気をつける点が変わってきます。安定しにくい姿勢のときは壁に寄り掛かってしまったり、カメラや腕をテーブルの上に乗せてしまったりといった工夫の仕方も教えてくれました。

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 猫たちもひょっこりを顔出して耳を傾ける中、説明は続きます。撮影モードはF値を固定するAv(A)モードを基本とし、ブレてしまう時はシャッタースピードを固定するTv(S)モードで。室内は普段私たちが思っているよりも暗いことが多く、特にきゃらふさんは少し暗めの雰囲気が特徴のお店ですので、動き回る猫たちを撮影しようとするとどんなに上手にカメラを構えても被写体ブレしやすくなります。その際はシャッタースピードを1/200秒などの早い設定にしたり、あるいはAvモードのままでも露出補正をマイナスに調整したりすることで対応可能です。後者はそのままだとカメラが室内を暗いと認識して写真を明るくしようという機能が働き、そのぶんシャッタースピードが遅くなってしまいますので、設定を変えてそれを抑えてもらうということですね。

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 また、ホワイトバランスを変えることでも写真の雰囲気は大きく変わってきます。暖かみのあるオレンジ系や落ち着いたイメージの青系など、照明との兼ね合いを見ながら電球モードや蛍光灯モードといった設定を変更してみましょう。時にはモノクロで撮ってみても、味のある写真になりますよ。

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 ピントを合わせるAF(オートフォーカス)エリアの設定については、一眼レフカメラの場合、真ん中のAFポイントが最も早く正確にピントが合うようになっています。慣れてきたらピントが合うポイントを変えてみたり、ピントを合わせてから構図をずらしてみたりといったテクニックにも挑戦してみましょう。

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 ひと通り説明が終わると、さっそく自由な撮影タイムに。スタッフの方がおもちゃを使って猫の気をひいてくれたり、目線を動かしてくれてシャッターチャンスを作ってくれますので、それに合わせてシャッターを切っていく参加者の皆さん。

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 ワークショップの途中では、2つのグループに分かれてそれぞれが撮影した写真を見せ合う時間も設けられます。中原さんがその写真の着眼点やよい点を指摘・解説してくれますし、同じ空間、同じ被写体でも「こんな撮り方もあるのか」と勉強になりますので、人の写真を見ることもスキルアップの大切な要素です。

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 少し休憩を挟んで、今度は構図や具体的な撮影テクニックについてもレクチャー。構図のポイントとしては、猫の目線で低い位置からシャッターを切ってみたり、目線の先に空間を残すことで猫が何を見ているのかを意識させる写真にしてみたりといったコツがあります。また、猫の瞳にピントを合わせるのが基本となりますが、常に全身や顔だけを撮るのではなく、時には耳や目、鼻、しっぽ、あるいは肉球などのパーツをクローズアップしてみたり、あるいはカメラを傾けて斜めの写真を撮ってみたりといったことにも挑戦してみましょう。

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 ズームレンズの場合、被写体を同じ大きさで収めても広角と望遠ではかなり見え方や雰囲気が変わりますので、それも意識すると写真の幅がさらに広がります。慣れてきたら光の当たる方向も意識すると、逆光で猫の毛までふわっと浮かび上がる写真に仕上げたりすることも可能に。

 カメラ初心者の方は覚えることが結構たくさんあって大変だと感じるかもしれませんが、あせらずひとつずつクリアしていきましょう。あとは失敗を恐れずにたくさんシャッターを切ってみるのも大切。設定や構図などを変えていろいろ撮ってみると、本人の思いも寄らずいい写真が撮れたりすることもあるのが面白いですね。

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 撮影に慣れてきたら、被写体の猫たちだけでなく、背景や周りの小物も使ってみるとひと味変わったユニークな写真になります。特にご飯を食べたあとの猫たちはお昼寝タイムに入って動きが少なくなりますので、そのぶん私たちが視野を広くし、工夫した一枚を狙ってみるとよいかもしれません。

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 そんなわけであっという間に予定の3時間が経過し、今回のワークショップも盛況のうちに無事終了となりました。なお、当日は2つのグループに分けてそれぞれが一枚を見せ合う機会が2回設けられましたが、後日には参加者だけが閲覧できるオンラインアルバムが用意され、インターネット上で自分の写真を他の参加者に見てもらったり、コメントをつけたりといった場も用意されています。

 ご参加頂いた皆さん、開催情報を広めて下さった皆さん、会場を提供してくださったきゃらふさん、撮影に協力してくれた猫たちには今回もお礼申し上げます。ありがとうございました。

 次回開催予定はまだ未定ですが、決定しましたらサイトでも告知しますので、参加してみたいという方はこまめに当サイトやねこ経ツイッター、またはfacebookをチェックしてみてくださいね。

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 おまけ。「また来てね」と窓から参加者をお見送り。次回へ向けての営業も欠かさない姿、さすがです。

【関連リンク】
studio9
猫カフェ きゃらふ

※過去のワークショップ開催レポートはこちらをご覧ください。