3/15猫写真ワークショップ開催レポート


3/15猫写真ワークショップ開催レポート

 東京都内・浅草の「猫カフェ きゃらふ」さんで開催する猫写真ワークショップ、昨年の8月と11月に引き続き3回目が先日3月15日に行われました。会場を3時間貸し切って猫たちにたっぷり癒されつつ、フォトグラファーさんに素敵な猫写真を撮るためのポイントやコツを教わり、他人の目を気にせずに撮影に打ち込むことができます。さっそく今回も当日の様子を写真を交えながらご紹介することにしましょう。

3/15猫写真ワークショップ開催レポート 講師を務めてくださったのは、この企画ではすっかりおなじみ、写真・カメラ情報サイト「studio9」を運営されている中原一雄さんです。サイトでカメラに関するトピックやさまざまなシーンにおける素敵な写真の撮り方を解説しているほか、東京や京都、横浜など街中でテーマを設けての写真ワークショップも精力的に開催されています。
 
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 会場のきゃらふさんは「猫とすごせる隠れ家カフェ」がコンセプトのお店で、9匹の魅力的な猫スタッフたちがお客様をお出迎え。オシャレな内装や雰囲気も特徴的で、やや暗めの空間のため撮影には少しコツが必要ですが、「ここで猫たちを上手に撮ることができればどこの猫カフェでも大丈夫」と中原さん。

 今回の参加者は17名。「猫を撮るのはほとんど初めて」「自宅でも愛猫を飼っているが、なかなか上手に取れず同じような写真ばかりになってしまう」「猫好きだけど猫を飼えない環境なので、猫カフェでの今回の企画を楽しみにしてきた」などなど、皆さん参加の動機も写真歴も、そして持参したカメラももちろんさまざまです。

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 まずは本日の流れや注意点の説明に続き、参加者の皆さんが簡単に自己紹介。一方、猫たちはそれぞれマイペースに過ごしており、皆さん早くも期待が高まります。ですが「猫たちの目によくないのでフラッシュやAF補助光をOFFにしておく」「撮影に夢中になりすぎず、他の猫がいるかもしれない足元や周囲などにも気を配る」「カメラを置いておく時は、ストラップをブラブラさせておくと猫が引っ張って落下し、破損や猫たちのケガにつながる恐れがあるので気をつける」などの注意点はしっかり守りましょうね。

 次に中原さんは、カメラの正しい構え方やおすすめのセッティングなど、撮影における基本を分かりやすく説明してくれました。例えばカメラを縦に構える時、右手を上にしますか?それとも下にしますか?どちらでなければいけないということはありませんが、それぞれに注意点があり、それを知っておけば場面によって使い分けたりすることも可能に。しっかり構えることで手ブレが減り、綺麗な写真も増えますし撮影も上手に見えますね。

 セッティングでは、F値を固定するAv(A)モードを基本に、時にはシャッタースピードを固定するTv(S)モードで撮ってみるのもOK。暗いシーンでは露出補正を少しマイナスにして、シャッタースピードを稼いでブレを防いでみることもポイントのひとつです。他にもISO感度やホワイトバランス、ピントの合わせ方(AFエリア)の設定など、撮影前にチェックする項目は意外とたくさんあります。

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 ひと通りレクチャーが終わると「では、皆さんさっそく自由に猫たちを撮ってみてください」とお待ちかねの撮影タイムに。さあ、皆さん上手に撮れるでしょうか?

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 午前中の猫たちは気まぐれに動きまわっていますので、思った通りの写真を撮るのはなかなか難しいもの。目線をくれるまで興味をひきながら粘り強く待ってみることも必要ですし、失敗を恐れずにたくさんシャッターを切ることも大切です。あとは視点を猫たちと同じくらい低くしたり、ピントは瞳に合わせるよう意識したり。

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 少し余裕が出来てきたら、耳やしっぽ、肉球などのパーツにクローズアップして撮ってみる、構図や背景、光源の位置にも気をつかってみる、前ボケのアクセントを取り入れるといった撮り方も。敢えてファインダーをのぞきこまずに撮影する「ノーファインダー」という手法もあり、思いも寄らぬ面白い絵やいい写真が撮れることもあるのだそう。例えば下の写真は高い位置のキャットウォークにいる猫に対し、カメラを持った手を頭上に伸ばしてファインダーや液晶を見ずに撮ったものです。

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 照明をバックに、黒猫をシルエットでとらえてみたのがこちら。

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 しっぽも猫によって形や長さ、色、毛並みなどが千差万別ですね。

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 さて、ひと通り時間が経ったら、参加者を2つのグループに分けてそれぞれが1枚を選んでの見せ合いっこタイムです。同じ場所で、同じ被写体が対象でも、人によって撮り方はだいぶ変わってきます。他の人の写真を見るのは「こんな撮り方もあるのか」と学ぶ絶好の機会と言えるでしょう。

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 少し休憩や参加者からの質問タイムなどを挟んで、再び自由撮影の時間に。ちょうど猫たちのご飯という絶好のシャッターチャンスもあり、皆さんが一斉に床にかがんで撮影しているのは傍から見てもちょっと面白い図です(笑)

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 他にもカフェスタッフの方にご協力頂き、おもちゃを使って猫の気をひいてみたり、ジャンプする瞬間をねらってみたり。自宅や外ではなかなか難しい撮影方法が試せるのも、このワークショップならではのメリットですね。

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 ご飯が済んでお腹いっぱいになると猫たちはお昼寝タイムに入るなど、動きが少なくなります。ブレの心配が少なくなる分、さまざまな方向や角度からシャッターを切ってみる、周りの小物も利用して構図におさめてみるなどの工夫をプラスしてみましょう。下の写真では、カフェということを伝えるためにカップを手前にぼかしつつキャットタワーで佇む猫さんを写してみました。

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 モノクロで撮影したり、ホワイトバランスを変えてみるだけでも、印象が大きく変わって写ります。

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 撮影をたっぷりと堪能したあとは、もう一度参加者同士で写真を見せ合う時間に。ちなみにこの時は「1枚だけ選んで他の人に見てもらう」というやり方ですが、後日参加者だけがインターネット上で閲覧できるオンラインアルバムが共有されますので、そこでそれぞれ何枚かの作品をアップロードして見せ合ったり、コメントや質問をつけたりといったことも可能です。

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 そんなわけで、あっという間に予定の3時間が終了。皆さん楽しみつつポイントを学んで頂けた様子で、企画側の当編集部としても何よりです。今回もご参加頂いた皆さんや開催情報を広めて下さった皆さん、会場を提供してくださったきゃらふさん、撮影に協力してくれた猫たちには改めてお礼申し上げます。ありがとうございました。

 様子を見てまた第4回、5回と開催していければと思いますが、おかげさまで告知開始から毎回あっという間に定員到達となっています。日程が決まりましたら当サイトやツイッターfacebookページでもお知らせしますので、こまめにチェックしてみてくださいね。

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「チラリとチェックするニャー」

【関連リンク】
studio9
猫カフェ きゃらふ
8/31猫写真ワークショップ開催レポート(第1回)
11/16猫写真ワークショップ開催レポート(第2回)