猫?ねこ?それともにゃんこ、あるいはおぬこ様?

猫?ねこ?それともにゃんこ、あるいはおぬこ様? 立場上、当編集部は実に多くの猫に関する文章や記事を目にしますし、実際に書いたりもしています。そこでふと気になったのが、「猫」についての表記、あるいは呼び方。単純に「猫」「ねこ」「ネコ」と漢字・ひらがな・カタカナの3パターンがありますし、それ以外にも「にゃんこ」「ニャーニャー」「ぬこ」などなど、さまざまな俗称がありますね。さらに、後ろにつける言葉も「ちゃん」「さん」「くん」「さま」などがあり、これらを組み合わせると、本当に数えきれないくらいのバリエーションがあります。

 もちろん自身の愛猫や知り合いの猫など、名前が分かる子でしたらその名前で呼ぶことも多いでしょう。ですが、特定の子ではなく一般的な意味での猫、あるいは名前の分からない外猫さんなどを指す際、皆さんはどの言葉を選び、どのように使い分けていますか?

 人によっては特に気にせずに気分などでいろいろ使っていると思いますし、はっきり言ってどうでもいいといえばどうでもいいテーマです(笑)しかしそんな部分にも積極的に切り込むのがねこ経の使命!と勝手に思い立ちまして、さっそくツイッターやfacebookでフォローしてくださっている皆さんにご意見を頂戴して考察してみることにしました。

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【漢字とひらがな多し、カタカナは少ない?】
 「猫・ねこ・ネコ」の表記に関しては、漢字とひらがなの人気が高く、カタカナを使うという声は少なかったです。正式な文章の時、あるいは文字数制限がある時などに漢字の「猫」を使う一方、ひらがなの「ねこ」はまるっこくてかわいい、柔らかい印象なので好んで使うという方も。ねこ経の「ねこ」がひらがなであることの理由のひとつも、まさにこの点が当てはまります。イベントなどでも「猫展」ではなく「ねこ展」というように、ひらがなが使われる場合が多いですよね。特に「ね」の字は「ねこが横向きで座っているみたい」という声もあり、これには当編集部も全くその通りだ思います。「ね」の字はまさに猫のためにあると言っても過言ではないのでは(笑)

 それらに対し、カタカナの「ネコ」を使うという声は、漢字・ひらがなの4分の1程度でした。具体的には、動物種を表す場合に限り「ネコ」とのご意見も。例えば新聞などでも通常は漢字の「猫」を使いますが、ツシマヤマネコやイリオモテヤマネコなどの際は当然カタカナ使用になりますね。

【にゃんこ、にゃーの変化形はバリエーション豊か】
 猫の鳴き声にちなんだと思われる「にゃんこ」などの呼び方にも、実は人によって実に多くのパターンがあることが判明しました。ちょっと例を挙げてみるだけでもこんなにあります。にゃん、にゃんこ、こにゃんこ(子猫の場合)、おにゃん、にゃこ、にゃぁこ、ニャゴ、ニャー、ニャーニャ、ニャンニャン、にゃんころ、にゃん公、にゃん吉(にゃんきち)…。まだまだあります。いろいろあって面白いものですね。

【敬称でよく使われるのは「ちゃん」と「さん」】
 「猫・ねこ・ネコ」あるいは「にゃんこ」などの呼称と組み合わせて使う「ちゃん・さん・くん(君)・さま(様)」などの敬称ではどうでしょう?こちらに関しては、「ちゃん」と「さん」がそれぞれ3~4割ずつ、「さま」が約2割。「くん」という意見はほとんどなかったということは、皆さんオス猫の場合でもあまりくん付けはしないということなのでしょうか。ちょっと意外な気もします。

【ネットで広まった「ぬこ」も人気】
 当編集部ではあまり使うことはないのですが、某掲示板サイトなどから広まったとされるくだけた言い方「ぬこ」、あるいはその変化形(こぬこ、おぬこさまなど)も割と好んで使われているようです。これはネットを介して皆さんに聞いてみたからという調査上の理由も原因かもしれませんね。ちなみに「ぬこ」という言葉が生まれた由来としては、「ね」のタイプミス説、「ね」と「ぬ」の字が似ている説、猫の体が温かい(=ぬくい)という理由から派生した説などがあります。ただ基本的にはネット用語ですし、人によってはこの言い方を好まない場合も。

【まだまだある!少数派のユニークな呼び方】
 そのほかに「王子、姫」「姐さん」「種類や毛色の特徴で呼ぶ(ハチワレ、シロクロ、ミケなど)」「近所でよく見かけるけど知らない猫などにはあだ名をつけて呼ぶ」という声もちらほらありました。また、こういったアンケートで毎回楽しみにしているのが、少数派ながらキラリと光るユニークな意見。今回も以下のようなお声を頂戴しましたのでご紹介します。

・わたしは外で知らない猫に声かけるときは全員「猫田さん」です。

 ちなみにこちらの方に「犬の場合は犬田さんではないですよね?」と聞いてみた所、「わんだ(ワン田)さんです」という素敵な答えが返ってきました。

・冬は毛がふわふわになってるので「ふわっとさん」って。

 かわいらしくて温かい感じがグッドですねー。

・ねこぴちゃん、です。ちなみに犬はいぬぴちゃん。母のことはママッピ、おじいちゃんのことはジジッピ、愛猫チョコのことはチョッピーと呼んでしまいます。私はどこでピの呪いを受けたのでしょう…。

 何故か唐突に「ミシシッピ」「いもけんぴ」という言葉が思い浮かびました。ピの呪い、受け入れてどうか強く生きてください…。

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 というわけで、同じ「猫」でもこんなに表記や呼び方の種類が豊富なのは、きっと日本ならではのものなのでしょうね。改めて本当に面白いなと思いました。ちなみに数百人や千人以上といった規模で本格的に調べたわけではないので、あくまで参考程度の読み物として楽しんで頂ければと思います。また、今回の調査にご協力頂いた皆様には改めてお礼申し上げます。ありがとうございました。

 余談ですが、ねこ経では、主に【ツイッター】【facebook】などを活用して、ときどき突発的にこういったご意見募集を行い、記事に反映させて頂くという試みを行っています。次回予定は全くの未定ですが、もし目にすることがあり、気が向きましたらご協力頂ければ幸いです。過去のアンケート系の記事一覧は【こちら】からどうぞ。