ドキュメンタリー映画「犬と猫と人間と2 動物たちの大震災」

ドキュメンタリー映画「犬と猫と人間と2 動物たちの大震災」 6月1日から公開が始まった映画「犬と猫と人間と2 動物たちの大震災」をようやく見てきました。発表された頃からとても気になっていて、内容的に辛いシーンもあるのですが、それでもぜひ多くの方に見て頂きたい作品ですので、簡単にご紹介したいと思います。

 こちらの作品は、宮城県出身の映像作家・宍戸大裕さんが監督を務めて製作されたドキュメンタリー映画です。2011年3月の東日本震災発生後から被災地を訪れ、被災した動物たちや彼らを救おうと懸命に活動を続ける方たちと出会い、自らカメラを回してそれを記録していく宍戸監督。前作「犬と猫と人間と」で監督を務めた飯田基晴さんが構成・編集・プロデュースを担当し、被災地に残された猫や犬はもちろん、畜産牛なども含めた「いのち」と向き合うさまざまな方たちの取り組みが、約104分のフィルムにまとめられています。

 ある程度は覚悟して劇場に足を運んだのですが、やはり改めて現実を目にするのはとても辛いものでした。もちろん救われたシーンなどもあるのですが、その一方で「津波の犠牲となった猫の数は、回答があった全ての自治体で不明とされている」「原発事故の警戒区域内で飼われていた猫や犬は推定2万匹以上、その中で保護が把握できたのは7千匹に満たない」など、ショックな現実に呆然とさせられます。

 家族と言えるであろう、愛するペットを失った方もいれば、運よく助けることが出来た方もいました。さらには、より多くの命を救おうと必死に奮闘を続ける方たちも。彼らの生の声を聞き、その裏にある思いを想像するだけでも目頭が熱くなってきます。そして、この映画で取り上げられているいくつかのケースは、実際に起き、今もなお続いている現実のほんの一部でしかないのです。

 私たちにできることは何なのか。命とは。もし、同じ事態に遭遇したら。考え始めたらきりがないかもしれません。ですが、考えなければならないし、忘れてはならないことだとも思います。

 特に猫に特化しているわけではないのですが、ぜひ機会をつくって見て頂きたい作品です。全国で先駆けて公開が始まった東京・渋谷の「ユーロスペース」では7月5日まで上映が行われているほか、全国で順次公開が予定されています。劇場情報や予告編など、詳しくは下記リンクより映画の公式サイトをご覧になってみてください。

【情報源】
犬と猫と人間と2 動物たちの大震災
ユーロスペース